社日・・・・・しゃにち。しゃじつ。春分・秋分に最も近い戊つちのえの日。立春・立秋の後の第5の戊の日。また、旧暦2月・8月の甲きのえの日。土の神を祭って、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫のお礼参りをする。
春社・・・・・しゅんしゃ。春の社日。
春暁・・・・・しゅんぎょう。春のあかつき。春の夜明け。
春の暮・・・・はるのくれ。春の日の夕暮れ。
朧夜・・・・・おぼろよ。おぼろ月の夜。朧月夜
春月・・・・・しゅんげつ。春の季節。春の夜の月。
春風・・・・・しゅんぷう。はるかぜ。春に吹く風。
春宵・・・・・しゅんしょう。春のよい。春の夕。
陽炎・・・・・かげろう。春のうららかな日に、野原などにちらちらと立ちのぼる気。
春一番・・・・はるいちばん。立春以後はじめて吹く強い南風。
春嵐・・・・・はるあらし。2月から3月に吹く烈風。春忘れ。春疾風。
春の雪・・・・はるのゆき。春になって降る雪。
淡雪・・・・・あわゆき。大きな雪片の牡丹ぼたん雪。淡く消えやすい。
雪の果・・・・ゆきのはて。春になって最後に降る雪をいう。雪の名残。雪の別れ。
雪間・・・・・ゆきま。山などの雪が解け始め地肌が斑にみえてきたさま。班雪(はだれ)。
雪代・・・・・ゆきしろ。雪が解けて川や海に流れ出す水。
雪濁り・・・・ゆきにごり。雪が解けて川や海に流れ濁ること。雪解水。
菜種梅雨・・・なたねつゆ。菜の花が咲くころの長雨。
彼岸西風・・・ひがんにし。彼岸のころ吹く風。
彼岸・・・・・ひがん。春分の日を中心にその前後各3日間とあわせて7日間。
麗らか・・・・うららか。空が晴れて、明るくおだやかなさま。うらうら。うらら。
日永・・・・・ひなが。日が長くなってきたことをいう。永き日。
遅日・・・・・ちじつ。夕方の気色が長くなってきたことをいう。暮れ遅し。遅き日。
若緑・・・・・わかみどり。松の新芽をいう。松の芽。緑立つ。
佐保姫・・・・さおひめ。春をつかさどる女神。佐保山は平城京の東に当り、方角を四季に配すれば東は春に当るからいった。
引鶴・・・・・ひきつる。春が来、鶴が北方に帰ること。鶴帰る。
帰雁・・・・・きがん。春が来、雁が北方に帰ること。帰る雁。
春の雁・・・・はるのがん。雁は春になると北方に帰るが、とどまって帰らない雁をいう。残る雁。
鳥雲・・・・・とりぐも。北方に帰る鳥の姿が雲に入ってみえなくなっていくさま。
匂い鳥・・・・においどり。鶯のこと。春告鳥。
汐干・・・・・しおくみ。春先から海潮がとおく干るようになる。
吉野 東雲 蕨 雛鶴 御幸 若草 好日 春峰
雛の宵 土筆 初花 初櫻 曲水 羽衣
暁雲 花暦 雪洞 春茜 巣立 若鮎 早蕨
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